わかりやすいソーシャルワーク理論

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スーパービジョンとコンサルテーション 共通点と違い

スーパービジョンとコンサルテーションのポイントをまとめておきます(以下、常体メモ)

 

スーパービジョン

スーパーバイザーとスーパーバイジーの合意に基づいて、スーパービジョン関係を結ぶ。スーパーバイザーはスーパーバイジーがクライエントにより良い支援が提供できるように様々なサポートをする。

よくあるスーパービジョン関係

 ・職場の上司と部下

 ・同じ職種のベテランと新人

 ・スーパービジョンが得意な外部の専門家と契約している機関・施設の職員

スーパービジョン関係はスーパーバイザーとスーパーバイジーの合意に基づいて結ばれるのが原則であり、これがおろそかだと効果的なスーパービジョンができない

 

コンサルテーション

異なる専門性や知識・技能を持つ専門職(コンサルタント)から助言や情報提供を受け、実践上の問題解決に役立てる。また、そのような専門職同士の協働関係を構築する。

よくあるコンサルテーション関係

 ・同じ職場の違う職種の専門職から助言を受ける

 ・これまでにないケースを支援するにあたって、支援実績の豊富な他機関の同職種から助言を受ける

 ・担当ケースの分析に他の専門職にも加わってもらう

コンサルタントの立場によって共有できる情報を検討し、必要に応じて匿名化しなくてはならない。

 

類似点・相違点

2つの手法はどちらも専門職のスキルアップに関係している。

それぞれの特徴だけでなく、覚える際には共通点と相違点を整理しておこう。

 

どっちがいいか?

スーパービジョンとコンサルテーションのどちらが適切かを判断する時には

 ・責任の所在(提供する方が責任を持つならスーパービジョン、受ける方が責任を持つならコンサルテーション)

 ・主目的は何か?(教育・管理・支持が目的ならスーパービジョン、ケースや実践の問題解決ならコンサルテーション)

 に注目すると良い